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三重県大台町を観光 | 大自然を堪能する1泊2日のモデルコースを紹介!(2日目) | PR

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2021年11月11日〜11月12日の2日間で、大台町観光協会主催のインフルエンサー向け「第3回大台町魅力発信ツアー」に参加してきました。

今回の記事は、2日目の「大杉谷登山」についての紹介になります。

1日目、宿泊施設の記事が気になる方は、以下よりご覧ください。

https://nishimikawalog.com/oodaicho-tour-1day/ https://nishimikawalog.com/odaicho-tour-okuise_forestpia/

今回紹介する大杉谷のある大台町は、日本で10地域しか指定されていない、生物圏保存地域(通称:ユネスコエコパーク)に選ばれています。

大杉谷は日本三大渓谷の一つであり、大杉谷登山道の一部は(後に紹介します)核心地域と呼ばれております。

大台町の顔とも呼べる大杉谷は、自然が作り出す魅力が多く、登山者数も2万人を超えるほど人気が高い場所になります。

僕は登山初めての経験でしたが、生で見られるからこその大迫力な魅力に圧巻されました。

ぜひまた登ってみたい!と思い、登山の魅力も肌で感じることができました。

初心者の方からベテランの方まで利用できるので、大台町にお越しの際はぜひチェックしておきたいスポットです。

写真を撮影しながら登ったので、様子をお届けしながら紹介していきます。

今回の内容はこちらです。

三重県大台町を観光、1泊2日モデルコースの流れ

大まかに1泊2日の流れを紹介します。

>1日目

10:00 道の駅 奥伊勢おおだい集合、周辺散策
10:50 もみじの里公園にて水上アクティビティ&昼食
15:00 「おおだいスタンプラリー」のためお店巡り(魚釣りやマウンテンバイク体験も可能)
18:00 奥伊勢フォレストピアにてフランス料理ディナーを堪能
20:00 天然温泉でリラックス

>2日目

7:00 奥伊勢フォレストピアにて朝食
8:00 エスパール交通のバスに乗車し大杉谷へ出発
9:30 大杉谷到着、Verde大台ツーリズムによるガイドで登山スタート(登山中に昼食も)
16:00 大杉谷登山の終了、道の駅奥伊勢おおだいへ出発
17:30 道の駅 奥伊勢おおだいに到着、解散

上記の流れに沿って写真と共に詳しく紹介していきます。

大杉谷とは

近畿の秘境とも呼ばれ、黒部峡谷清津渓谷とともに日本三大渓谷日本の秘境百選の一つにあげられている。日本の滝百選である七ツ釜滝を筆頭に、手付かずの原生林と数多くの、渓谷の巨巌で著名である。

2016年(平成28年)3月にはユネスコ生物圏保護区(ユネスコエコパーク)「大台ケ原大峯山」が拡張され、大杉谷もその一部となった。同時にユネスコエコパークの登録名称も「大台ケ原・大峯山・大杉谷」に変更された。

Wikipediaより引用

大杉谷登山道は、平成16年から10年間は大災害により閉鎖されていましたが、平成26年に再開通いたしました。

閉鎖前は登山者数が2万人ほどいましたが、コロナの被害で昨年(2020年)では5000人に減少してしまいました。
(日本一の富士山は9万人ほどの登山者数)

渓谷に沿っての登山になるため、毎年死者災害が出たり、週末ごとにヘリが飛び交ったりするほど危険な登山道となっています。

また、尾鷲は日本一雨が降る地域で、大杉谷も「弁当を忘れても傘を忘れるな」と言われるほど降水量が多いそうです。

そんな大杉谷はただ危険なだけでなく、払拭するほどの魅力が詰まっています。

今回は、ガイドツアーのVerdeさんも同行してくださるので安心です!

大杉谷の魅力について、写真や言葉を通して紹介していきます。

奥伊勢フォレストピアから大杉谷へ出発!事前準備も紹介

早速、大杉谷へ向かいます。

奥伊勢フォレストピアより1時間30分ほど乗車しますので、大台町の景色を味わったり、体力を温存したり、準備を進めましょう。

登山の服装について

登山をする際の服装についてですが、動きやすい格好というのは大前提

加えて意識するのことは、重量が軽く着脱のしやすい服を重ね着することです。

というのも、登山をしていると体温の変化が激しく、管理するのが大変です。

重ね着をすることで変化に対応していくので、着脱のしやすい服を選ぶべきなのです。

ナイロンやポリといった化繊の服は、軽く着脱がしやすいので2〜3枚用意しておくことが望ましいです。

ちなみに僕(登山未経験)は、上記のことを知らずアンダーウェアにTシャツ、綿の入ったスポーツウェアの3枚で行きました。

結果、着ていると暑いし、脱ぐと寒いという最悪な自体に陥っていました笑

登山における体調管理は何よりも大切なので、事前準備は怠らないようにしましょう。

靴については、事前に登山用の靴を用意しました。

実際に登ってみて感じましたが、登山道は岩や濡れ道といった険しい環境でした。

そんな中、登山用ではない靴で登るのは、かなりハードモードです。

登山用の靴は底が厚く、凹凸の激しい岩も足への負担が軽減されます。

濡れている道に対しても、グリップ力が強いため転倒のリスクも下げられるのです。

ハイキングであればスニーカーや運動靴で問題ないですが、中級以上の山は登山用の靴を選ぶようにしましょう!

また、大杉谷登山ではヘルメットの着用を推奨されています。

実際に登ったからこそ伝えれますが、木々が倒れていたり岩を登ったりして何度も頭をぶつけました。

登山前は、なるべく楽に登りたいからヘルメットは邪魔だなと感じていましたが、登ってみてあってよかったと思えるほどでした。

大杉谷を何度も登られている方は、熟知していらっしゃいますが、初心者の方は可能な限りヘルメットの着用をするべきだと感じました。

大袈裟かもしれませんが、どれも自身の身を守るための対策です。

起きてからでは遅いので、入念に準備しておきましょう。

ベテラン登山者から学ぶ、登山のコツ

今回はツアーでの参加のため、他にも登山をする方がいらっしゃいました。

その中で、登山ガイドもされている上田洋平さんから初心者に向けたコツを3つ教えていただきました。

  1. 登山では体重移動がカギ
    →なるべく体への蓄積ダメージを減らすため、体全体を使うことが大事
    (段差があるときは体を下げてから足を伸ばすとか)
  2. 歩く際の歩幅は狭く
    →歩幅を狭くすることで体力の消費を減らせる、踏み外しても対応しやすい
  3. 狭い登山道で人とすれ違う際は、山側で停止する
    →崖側で停止してしまうと、すれ違い様にぶつかった際、崖から落ちてしまうため

3に関しては、コツというよりノウハウになりますが、どれも知識として頭に入れておきましょう。

大杉谷登山センターについて

大杉谷登山の前に大杉谷登山センターにて、入山金や協力金の手続きを行います。

大杉谷登山センターとは、登山道の情報を発信したり、登山道の維持管理、救助隊の結成等、大杉谷登山に関わる全般作業を担っています。

大杉谷は三重県が所有しており「価値があって節度ある方に来てほしい」ということから、大杉谷登山センターにて入山協力金1000円を募集しています。
(維持管理や救助の費用として利用されます)

募集された方には、お守りのプレゼントもありますので、ぜひご協力ください。

他にも建物内にてパンフレットやオリジナルグッズの販売も行っていますので、ぜひお立ち寄りください。

最終準備!登る前に必ずやるべきこと

大杉谷登山中は、トイレ設備がないこと、電波が届かないことを知っておいてください。

トイレに関しては、登り始めてから設備がないため、緊急時は人目のないところで済ませます。

スタート地点にトイレがあるので、必ず済ませておきましょう。

また、電波が届かないことから携帯は使えません。

大事な方との連絡がある場合は、事前に済ませておきましょう。

最後の最後になりますが、登山のルートと時間も確認しておきましょう。

登り始めたすぐに以下のような看板があります。

自身の実力と比較して、無理のないよう予定を立てておきましょう。

今回僕たちは、初心者もいたため千尋滝という場所までの登山ルート(往復6.6km)になります。

先に登山時間だけお伝えしておくと、登りは2時間40分、下りは2時間10分でした。

さて、前置きが長くなりましたがここからは大杉谷登山の魅力を紹介していきます。

写真にて景色を共有することはできますが、視覚でしか伝えることができないので、ぜひ現地に出向き五感で体験していただきたいです。

行く価値があるのか、参考にしていただければ幸いです。

五感で味わう大杉谷登山の魅力!自然がもたらす人間への影響とは…

初手から登場、大杉谷の難所

大杉谷には、いくつかの難所が存在します。

そのうちの一つが、登り始めてすぐにぶつかります。

それがこちら。

崖に沿って鎖を持ちながら進むゾーンです。

見てわかるように、危険な場所ですね。

ここで鎖の持ち方についてワンポイントアドバイスです。

鎖を掴んで登る際は順手、降る際は逆手と覚えておきましょう。

もし逆の手で登り下りすると、力が伝わらず支えることができません。

手の掴む向きというのを意識してみてください。

下る際は、体の向きを変えてお尻から降りるのも有効的です。

大杉谷では、このような登山道が何ヶ所か存在しますので、十分に注意しながら進んできましょう。

逆に言えば始めに慣れることができるので、早速覚えたコツを実践してみましょう。

横には絶景が広がるエメラルドブルーの宮川

登り始めから険しい登山道ですが、横を見てみると自然が作り出した絶景が広がっています。

やはり目を引くのは、エメラルドブルーの色をした宮川ですね。

エメラルドブルーに輝く理由は、確定されたものはなく、たくさんの諸説があります。

ツアーガイドさん曰く、下の石灰に光が当たることで色がつくそうです。

他にも、微生物の影響とも言われてたりします。

謎に包まれてるからこその魅力を感じますね。

また、川には人の何倍とある大きな岩がゴロゴロと転がっています。

これは、山の側面の一部が崩れ落ちてきたことにより大きな岩があるそう。

自然様の力は強大ですね…

油断は禁物、所々の注意スポット

絶景に身をとられ、油断しないよう注意が必要です。

足下は水で滴り、滑りやすい状況になっている箇所もありました。

一歩踏み外すだけで大事故にもなる可能性があるので、気をつけましょう。

また、注意するのは足元だけではありません。

ヘルメットを推奨されていたのも、頭の高さに木々が横たわっていたりするからです。

足元に注意しながら進む必要がありますが、目線を落としすぎていると頭をぶつけてしまいます。

まえぷー

僕は何度もヘルメッポ君に助けられていました笑

自分は大丈夫という過信が、危険に繋がるので安全第一を意識しておきましょう。

木の橋や吊り橋、熊除けといった人工物も発見!

登山道中には、木の橋や吊り橋、熊除けといった人工物もありました。

木の橋は、濡れてたりするとより滑りやすいので、十分注意して渡りましょう。

また登山道には吊り橋がいくつか存在します。

吊り橋からの景色も、これまた絶景で自然が作り出すものは目から鱗です。

撮影スポットでもあるので、ぜひ記念に抑えておきましょう。

注意点として、吊り橋には同時に渡れる人数が決められています。

焦らずゆっくりと渡っていきましょう。

登山をしていると熊除けも発見しました。

当然、自然の中には他の生き物も共存しているので、周囲に目を光らせておきましょう。

関西の屋久島!?苔と木々の大自然、昭和の名残も発見!

大杉谷は、別名「関西の屋久島」と呼ばれるほど、苔と木々が美しく存在しています。

自然には、人体に対しても影響力を持っており、心身をリラックスさせてくれます。

医学的にも証明されており、海外では森林セラピーと呼ばれる療法もあるほどです。

時間を忘れて自然と一体となる感覚を味わえるので、仕事や勉強に暮れている人にこそ体験していただきたいです。

また、面白い人工物も発見しました。

昭和64年まで使用されていた「炭窯」です。

なぜ山奥にあるかというと、木を切って運搬する際、木炭にする方が軽くなるためです。

何度も往復するのも大変なので、一度でより多く運べる木炭にするべく設置されていたそうです。

木炭とは言いつつ、昔の人は約57kgもの木炭を運んでいたそう
(パワフル…)

革新地域の水越谷、自然を残す取り組み

さて、もうすぐ折り返しとなる千尋滝ですが、手前にある水越谷からは一つの境界線となります。

登山をしていると「特別保護地域」と書かれた赤色の看板があります。

この看板を境目にユネスコエコパークの核心地域と呼ばれるゾーンに入ります。

核心地域とは、そこにある自然そのものを残す取り組みで、落ちている石や葉っぱひとつ意図的に動かしてはならない地域のことです。

美しさを維持させるために設けられた施策とはいえ、スケールが大きいですね笑

折り返しとなる千尋滝到着、映画のような大迫力!

水越谷を越えると、大杉谷登山の折り返しとなる千尋滝の見える東屋に到着します。

今回は初心者もいるので千尋滝で折り返しですが、中級者、上級者の方はこの先も登山を行えます。

山頂は、標高1700m付近の大台ヶ原という奈良県まで広がっています。

一日では登ることができないので、途中にある宿に泊まって2日かけて登るそうです。

千尋滝についても軽く紹介します。

まず名前の由来ですが、腕を広げたときの長さを一尋と言います。

一尋換算で滝の長さを測ったときに、測れないほど長いことから千尋と呼ばれています。

実際は、132mの長さもあります。

そして千尋滝の見える東屋があるのは、標高300mほど

スタートしてから2時間40分かかりましたが、意外と登っていないんですよね。

というのも、この東屋を超えた先からグンと上に登っていく道が続くそうで、東屋まではアップダウンの繰り返し。

感覚的には登っていましたが、その分下がってもいたみたいです。

ところで、がどのような仕組みがご存知ですか?

実は、滝の上にはダム(水源)があり、そこから川となって崖に流れることで滝として現れるのです。

遠くから見ても大迫力のある千尋滝ですが、あの水量を流すほどのダムがさらに上にあるみたいですね。

千尋滝を堪能したところで、折り返していきます。

岩場で食べる昼食、il Vivoさんのご飯が美味すぎる件!

上田洋平さん撮影

千尋滝を折り返ししばらく進んだところに、川に面した岩場があります。

1日目でもお世話になったil Vivoさんお手製の、携帯用お弁当で昼食をとります。

携帯用ということもあり、コンパクトに仕上がっております。

3つに分かれたお弁当に加え、独自開発のインスタントパスタが梱包されています。

気になる中身は、写真左から

  • 奥伊勢野菜と自家製生ハムのお米のサラダ
  • 松阪銘柄豚のポルペッティーニ さつま芋のピューレ添え
  • シフォンケーキ3種(大台緑茶、大台ほうじ茶、奥伊勢ゆず)

になります。

本場イタリアでの経験があるゆえ、味に関しては絶品でした!

もっと食べたかったのですが、携帯用ということもあり量は抑えられていました。

他の料理もぜひ食べてみたいので、次は店舗にお伺いしたいです。

登山をする上で一番注意したいのは、下山をするとき!

さて、残りは下山するのみとなります。

ただし、最後にして最大の注意点があります。

それは、「油断しないこと」です。

それだけか、と思われますが、実は登山での災害はほとんどが下山時に起きています。

「残り」というカウントダウンを開始すると、つい気をつるめてしまいますよね。

また、「慣れ」による油断も注意したいところです。

結果、足を滑らせて転落してしまったり、怪我起こしてしまっては本末転倒です。

下山のときこそ、最新の注意を払って慌てずにゴールを目指しましょう。

登山ゴール!達成感がたまらない…

上田洋平さん撮影

往復6.6kmの登山ルートを約5時間でゴールしました。

登山中では自然の魅力がありましたが、終えてからは達成感を感じます。

登山は、自身の体や環境に合わせて距離やペースを決められるので、幅広い方に人気という理由がわかりました。

運動が苦手な方でも少しずつからスタートできるのでオススメです。

大杉谷について写真で景色を共有していますが、実際に生で見るのとでは比べ物になりません。

ぜひ大杉谷を登っていただき、大杉谷と登山の魅力を味わっていただきたいです。

大杉谷登山を終えたところで、バスに乗車し道の駅奥伊勢おおだいへと戻ります。

1泊2日モデルコースの内容もここまでとなります。

お疲れ様でした!

まとめ:三重県大台町の1泊2日モデルコースについて

今回初めて大台町に行きましたが、自然といい、料理といい、サービスといい大変満足しました。

多くの地域では、観光もしくは運動というように片方しか選べませんでした。

しかしここ大台町では、自然に囲まれながらも、人気のある地域だからこそ双方を味わうことができます。

まだまだ大台町には魅力が詰まっているので、ぜひご自身で感じてみてください。

今回の内容が参考になれば幸いです。

https://nishimikawalog.com/oodaicho-tour-1day/ https://nishimikawalog.com/odaicho-tour-okuise_forestpia/
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